夢に恋して Yes! POP MASTER
あけましておめでとうございます(遅
ようやく今年度1本目書きます。
新年早々クイズをして参りました。
その名も「クイズ!原宿のとなり杯 2019」
クイズ作家、古川洋平さんが中心となっている初心者向け(?)のクイズ大会です。
さて私が初めてクイズイベントに参加したのは昨年の7月「はじめてのクイズ15」から。
初めてクイズをしたい人、普段よりも早押しボタンをたくさん押したい人向けに開かれている「ラボクイズ」イベントの一つでした(クイズ大会の強豪は出れないなど対象が本当に初心者向けになっている)。そこでクイズって面白いな、そしてこのイベント楽しいなと思い少しずつ通うようになったのです。
今回のイベントはこの「ラボクイズ」によく参加している人が集まっての半年に一度の大きなお祭り。参加者なんと96人!
前置きこんなものでそろそろ中身へ。
今回は写真がないので水樹奈々さんの「POP MASTER」をBGMにしてお進みください。かつての高校生クイズテーマ曲ですね。
大会はざっくり以下のような形(X○Y×は、X問正解勝抜け、Y問不正解で失格の意)
1R 12人早押し2〇2× 上位4人勝抜け(→3R) 残りは2Rへ
2R 8人早押し3〇1× 上位2名勝ち抜け(→3R)
3R 12人早押し変則4〇2× 連問すると2〇 上位5名勝ち抜け(→4R)
4R コース別クイズ(20→8)
敗者復活戦 1Rから4Rの敗退者から1人復活
5R 3分間タイムレース(9→4)
6R 通過クイズ(4→2)
FINAL 1対1
本編に入る前にルール確認。基本的な答え方などに加え、特徴的だったのは
「正解に拍手、誤答は責めない」
これは古川さんのイベントではかなり大事にされていることで、どうしても勝負事だと誤答すれば悔しいし、押し負ければくそぅと思うモノ。それでもやはり参加している皆が楽しくクイズをしてもらいたいという思いから、相手のいいプレーは知らない人であっても褒めるし、惜しいプレーにも賞賛していこうよというのを呼び掛けていました。
さてここから私の体験記
まずは1R、割と早い巡目で呼ばれる。ラボクイズは4回目とはいえ、知り合いはほとんどいないし、そもそもボタンを押す前はいつも緊張する。1問は押したいと思って本日最初の解答席へ。
分かったと思ったら押そうとは思うけれど、しかしその前にどんどんボタンが押されていく。ようやく勝負できたのはこの問題だった(※問題文と押したタイミングは記憶から出しているので大体のニュアンスで)
「環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんの/」
何となくでそうと思って行きの電車で調べたヤマが的中、迷わず押す。
名前が呼ばれ、頭の中でもう一度確認してから答える
「スウェーデン」
見事正解…ではあったのだがここで1つミスを犯す。
最初の押しでテンパったか「マイクを用いる」という何度も念押しされたルールをすっ飛ばす。もう一度マイクを持ち直して答え直して無事正解。
(ちなみに問題の続きは「出身国はどこか」)
しかしこんな感じで心落ち着かないまま1Rはこの1回の押しで終了。
もちろん何かができた気はせず、やはり皆さん強いな……と。
観客席にいたときは、問題の答えは割とわかっていたし、ボタンが押された時点で答えを当てることも結構できた。しかしそこで解答権を取ることができてない、、、
「誰かがボタンを押したら、その問題はおしまいです。」
古川さんが序盤で説明していたルールの1つなのですが、このルールに、ただ知識があるだけじゃ勝てないクイズの難しさがあるのです。
続いては2R、3問も正解が必要なのにミスができないというのは答える側にすごくプレッシャーのかかるルール、ましてや抜けられるのは上位2人…
とにかくもう1問くらい押せればいいなという思いで解答席へ。
今度は割と早いタイミングでいけた。
「寝具の名前のついた文学作品は多くあります。さて『蒲団』を書いたのは田山花袋ですが、『枕草子』を書いたのは/」
全員が一瞬「えっ」となった瞬間に押せた、のですが押せた私もちょっと動揺した。
「ですが」が用いられる問題は「パラレル問題」と呼ばれる、割とクイズではよくある出題方法ではある。例えば「手に塗るのはマニキュアですが、足に塗るのはなんでしょう (A. ペディキュア)」のように、「手」と「足」で対応させて問題文が組まれているのだ。
しかし、しかしだ。いくら寝具という前フリはあったにせよ「蒲団」のあとに続くのが「枕草子」はかなりズレている。それで全員が押すのに間ができたのだった。
別にこれが悪い問題だというわけではなくて、逆に今回の原宿杯ではこの「ズレたパラレル」(と私が勝手に思った)問題は結構あったように思えた。他にも
「すらすら話すのは「立て板に水」ですが~」→A. 焼け石に水
なんかは覚えている。
ベタなパラレルだと知っている人が有利になる中で、少しずらしてあげることで「最後まで聞けばわかる」を上手く作り出しているのは「誰にでも押せるチャンスを」というコンセプトにあっていて旨いなと思った次第であった。
5秒の間に3回くらい紫式部を振り払って「清少納言」を答えて無事1つめの○
ちなみにまたマイクを使い忘れて指摘。本当に要反省である。
2問目はその後すぐにチャンス到来
「大賞は金獅子賞と/」
これはかなり早く押せた。長い答えになるので合唱仕込みの発音を思い出して噛まないように「ベネチア国際映画祭」
さてあれよで2○で、気づいたらあと1問で抜けられるところまできていた。
しかし1問間違えれば積み上げたものもぶっ壊されて即失格。よりプレッシャーがかかる。
ただそれは周りも同じだったのか、順調に答えていた他の解答者の方々が1○、2○から誤答を出していって、気づけば少ない人数で1枠を争う状態になっていた。
そんな中である問題が来る。
「奈良時代に建立」「律宗の総本山」「鑑真」あたりのワードがあった気がする。
なんとなくあれかなとは思いつつ、あまり確信が持てず飛びつけなかったのだが、誰も押さないまま流れるまでの5カウントが始まっていた。
「どうせここまでこれたので御の字だ」
そう思って勝負に出る。正解なら勝ち抜け。
「唐招提寺!」
ーーー続きは後編へーーー