知識と話題のスプロール

スプロール現象とは、一般には都市が無秩序に拡大してゆく現象を指す。スプロール化とも言う。「スプロール」とは「虫食い」の意味。

ナゾナゾみたいに地球儀を解き明かしたら

そーれっ

 

ゴー☆ジャスさん面白いですよね。

(ちゃんと公式動画を探したマメさはきっと無駄な努力だと思う)

 

ということで原宿杯参加観戦記突然のCM跨ぎ、Part2です。

鑑真というワンワードで勝負に出た「唐招提寺」、さてその結果は…?

 

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鳴り響く正解音。なんと2R2位抜けを果たす。

 

最初の目標はこの1Rか2Rを通過しての3R進出でした。

最初に参加していた「はじめてのクイズ」シリーズの参加資格で、この原宿杯で3Rに出たことがない人、というのがあったので、なんとなくここを通過するといいのかなあという漠然としたモノを持っていたのです。

 

ただ実際にクイズを見ているとみんな強い、特に1Rなんかは出だしから2連続正解して抜けていくの見た日にゃあ「こりゃあ敵わない」なんて感想を持たずにはいられないわけでして。

 

だからこそ、このワンチャンス掴んでの2R勝ち抜けは嬉しかったのです。

思わずガッツポーズが出ました。

 

さて次は1R突破の32名と2R突破の16名で争う3R。12人で争う4○2×。

ここから大会のルールがちょっとガチっぽくなった。

1Rと2Rは「ボタン点灯後、司会が名前を呼び5秒以内に解答」、また問題の姓誤判定後にはコメントも挟まるなど結構ゆっくりとしたペースでの進行でしたが、3Rからは「ボタン点灯後3秒で解答」、BGMが流れMCも少なくなり一気に試合っぽくなってきた。ここからはワンランク上の戦いになるということか。

 

試合開始。1R上位抜けの方々を筆頭に皆押しが早い。前も書いたぞこんなこと。

(試合展開の描写が薄いのは既に記憶から消えかかっているからだ…!) 

3R初めての押しは今回の中でかなり神がかっていた、気がする。

問題はシンプル「現在の将棋の名人位は誰でしょう。」

 

問題聞いたときの最初の感想は「これ知らんわ…」だった。

だが、ふと「竜王が名人のタイトルを取った」という文字列が浮かぶ、そしてその直後「豊島将之」という名前を引っ張り出す。ここまででも十分奇跡。

しかしまだ課題が残る、文字で思い出したがこの名前の読み方を知らない。

今回は早押しクイズなのでこの名前を正しく読まないと正解できないのだ。

幸いまだ誰も押していない、1×覚悟で取りに行く。

 

「とよしままさゆき」

 

なんとこれが正解!どこかで「すげえ」という声が聞こえた気がするが答えた本人が一番驚いてるよ!

素直に読んだつもりだったが「豊島」を「としま」でなく「とよしま」で読んだあたりやっぱり何か冴えていた。(自画自賛)あともうマイクは忘れなかった。

 

押した問題2つ目、「自分の利益にはならないが他人の利益のため…/」

「自分の利益にはならない」で「いけそう!」と思って押したものの「他人の利益」と来て「あれ?」と。しかしボタンはついてしまった。

そう、私は押すのが遅いのだ。そのため自分が行けそうと思ってからボタンを押すまでに問題文がそれなりに進んでしまっている。そして意図してない単語が出てきて混乱。

でもいくしかなーい!最初に想定した答えをぶつけてみる。

「火中の栗を拾う」

 

無事正解。いや杞憂。

余談ですが私はこの「火中の栗を拾う」タイプと自認しているのですが、どうやら「他人のため」というより「自分の利益にならない」方が先行しているようです。よくないね。

 

3Rは4○2×のルールなのである程度の誤答は受け入れて勝負できるようにはなっていたが、自分のいた組は割と誤答が良く出る組だった。そのため5枠の勝抜けが埋まりゆく間に失格者も何人か出ていた。

この「火中の栗を拾う」のあとも、しばらく誤答が続く。このラウンドでは連続正解なら2○が手に入るので、次の誰かの正解が出る前にもう一度正解できれば一気に4○になり勝抜けのチャンスなのだ。しかもライバルはすでに4-5人まで減っている。

 

そんな勝負所でこの問題。

「現在FIFAランキング1位となっている国で、~~(忘れた)やトルガン・アザールらが有名な国はどこでしょう。」

 

当然わかりません。がそれは他も同じ。しかも自分はまだ誤答がないので「1問間違える余裕」が残っている。リスクに比べてのリターンが大きい、流れぬ前に一か八か。

ポルトガル

 

不正解。正解は「ベルギー」、聞けば納得だが全く頭になかった。でも後悔はない。

慌てずその後のチャンスをうかがう。残り3名で1枠を争う展開。

「かつて1932年から1945年まで中国の北東部に存在し~」で「満州国」を取り、3○

あと1問、目に見えるところに4Rがあった。

 

「ポーカーフェイス」

私でない声が発されて正解の音が響く。

最後は連答で逆転されてしまった。3○1×で3R敗退だった。

その後、敗者復活とかいうチャンスタイムはあったものの、こちらは特に語ることもなく瞬殺だった。終わってみればあと1問で悔しさは残るが、じゃあどこで勝てたかというと特に思い出せないのでここまでの実力だったんだろう。

 

 

こうしてプレイヤーとしての参加は終わったが、その後の試合展開では凄まじいものをたくさん見せてもらった。

特にすごかったのが準々決勝のタイムレース、3分ノンストップで読まれる早押しクイズなのだが、第3セットですごいものを見た。

このセットは正解が2pに対し、誤答が-1pと攻めることに重きが置かれやすいルールになっていたが、ある方がとにかく怒涛の押しを見せた。

わかるなら押す、わかりそうなら押す、誤答でもいいから他に解答権を渡さないゲームメイク。後で見た話では6割以上解答していたらしい。ルールに合わせて戦術が変わることはわかるけれど、ここまでそれを実践できるテクニックとハートとが本当に強者だなと。

 

あとはセミファイナルの通過クイズで相手の勝抜け阻止する四文字押しとか、何度弾かれようがすぐに通過席に戻ってくる怒涛の連闘劇とか、ファイナルの一騎打ちの一進一退の攻防とか、単純にクイズの答えがわかって楽しいとかいう視聴者気分ではなく、技術、駆け引き、ハートの強さとかを総合した1個の戦いを楽しんでいる観客として最後まで見ていました。

 12時半から始まった大会、終わったのは19時半。いや長いね!

 

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クイズ、特に競技クイズというのは初心者が入っていくのはハードル高く見えてしまう分野なのかなと思っています。それこそ最近はQuizknockみたいな門戸を広げるような活動がたくさんあるけれどそれでも「知識がある方が強い」という認識が強い。

その中で、いかにたくさんの人がクイズを楽しめるように企画を作っていくのか、というのは大変、特に「できる人」が「できない人」向けにデザインしていくのは相当な想像力を要するので本当に難しい(かつて合唱という活動を少ししていた中でも感じていたことである)。

「できる人」が内輪で楽しむのなんて簡単で、でもそれだけじゃもったいないと思ってどんどん広げていく、その努力は大変だけど、それだけやる価値のあることだと思います。(業界として先細り、閉じてしまうという側面もありますし。)

 

今回だけでなく、いつも面白い企画をしてくださっているカプリティオの皆様には本当にありがとうございますという気持ちでいっぱいです。

いつもYoutubeの企画だったり実際イベントMCされているのをみると発想が豊かだったりしゃべりが面白かったりと、クイズが強いだけでなく「知識と頭の使い方がうまい」と感じております。常々言ってますがそういう頭の良さが欲しい。

 

よくわからない上からが入ってしまった気がしますが、まとめるととにもかくにも楽しいイベントでした皆様ありがとうございましたということです。(いいのかこれで?)

 

今年はもう少しだけクイズに積極的に手を出せればなあと思ってはいます。積極的な性分ではないながらで、もう少しいろんなことしたり、交友関係広げたり、していけたらなあ……

また何か参加したり思うことあれば書いていきたいですね。他の興味あることについてもまとめてちょっと発信できれば。そういうブログとして細々と。

 

 それではまたの機会に